複数の取引所アカウントをまとめて見直すセキュリティ点検
複数の取引所にアカウントを持っていると、それぞれの設定がどうなっているかを把握しきれなくなりがちです。昔作ったアカウントがSMS認証のまま残っていたり、使わなくなったAPIキーが有効なままだったりすることも珍しくありません。半年に一度ほど、すべてのアカウントを同じ順番で点検する時間をとると、見落としを減らせます。ここでは、点検の際に確認したい四つの項目を紹介します。作業は一つのアカウントにつき十分程度で終わります。週末など時間に余裕のある日にまとめて行うのがおすすめです。点検の前に、使っている取引所の一覧と、それぞれに登録しているメールアドレスを書き出しておくと、作業の抜けを防げます。忘れていたアカウントが見つかることもよくあります。
認証方法をすべてそろえる
まず、すべてのアカウントで認証方法を確認します。SMSだけに頼っている場合は、認証アプリかパスキーに切り替えましょう。電話番号を乗っ取られると、SMSのコードも相手に届いてしまうためです。認証アプリを設定するときに表示されるバックアップ用のキーは、紙に書いてオフラインで保管します。取引所ごとに認証アプリの登録名を分かりやすくしておくと、機種変更のときに迷いません。
出金アドレスを制限する
次に、出金アドレスのホワイトリスト機能を有効にします。登録済みのアドレスにしか出金できなくなるため、万一ログイン情報が盗まれても、すぐに資産を移されることを防げます。新しいアドレスを追加すると一定時間出金が止まることがありますが、これは安全のための仕組みです。もう使わない取引所やウォレットのアドレスは、点検のたびに一覧から削除しておきましょう。あわせて、ホワイトリストに登録した各アドレスに、どのウォレットのものか分かる名前が付いているかも確認しておきましょう。
ログイン端末とセッションを整理する
セキュリティ設定の端末管理の画面を開き、ログイン中の端末やセッションを確認します。以前使っていたスマートフォンや、外出先で一度だけ使ったパソコンなどが残っていれば、ログアウトさせます。見覚えのない端末がある場合は、パスワードと二段階認証をすぐに変更してください。ログイン通知を有効にしておけば、新しい端末からのログインにすぐ気づけます。旅行や出張の後は、ホテルや空港のネットワークでログインした端末がないかを特に意識して確認してください。
使っていないAPIキーを削除する
ツールや自動売買のために作ったAPIキーが残っていないかも確認します。現在使っていないキーは削除し、使っているキーも出金の権限が外れているか、接続元のIPアドレスが制限されているかを見直します。点検が終わったら、日付と各取引所の設定内容を簡単にメモしておくと、次回の点検がずっと楽になります。半年後の予定表にも点検の日を入れておきましょう。使い道が分からないキーは、残しておくよりも削除して必要になったときに作り直すほうが安全です。
リスク範囲: Japan Crypto Guide
デジタル資産は変動が大きく、デリバティブは損失を拡大します。このサイトにはログイン、ウォレット接続、入金フォーム、サポートチャットはありません。 紹介リンクは流入元を記録するだけで、利用資格、料金、特典、承認、投資成果を保証しません。 提供状況は居住地、契約主体、商品ごとに異なるため、言語やブランドだけで地域利用の可否を判断しません。
シナリオ確認
- すべての取引所でSMS認証を認証アプリかパスキーに切り替え、バックアップキーを紙に書いて保管する。
- 出金アドレスのホワイトリストを有効にし、使っていないアドレスを削除して、残すものには分かる名前を付ける。
- 端末管理の画面で古い端末や見覚えのないセッションをログアウトさせ、ログイン通知を有効にしておく。
- 使っていないAPIキーを削除し、残すキーの権限とIPアドレスの制限を見直して、点検日を記録しておく。